プロキシ入門
ローテーティング住宅プロキシ、固定 ISP プロキシ、データセンタープロキシを比較し、curl、Python、Playwright、アンチディテクトブラウザーで接続する方法を紹介します
VoyraCloud では、ローテーティング住宅、固定 ISP、データセンターの 3 種類の IP プロキシを提供しています。このページでは適切な種類の選び方を説明し、よく使われるツールでの接続方法を紹介します。購入手順とコンソールでの操作は各製品ページに記載しています。
プロキシの種類を選ぶ
| ローテーティング住宅 | 固定 ISP | データセンター | |
|---|---|---|---|
| IP の出所 | 実際の家庭用ブロードバンドで稼働しているデバイス | 通信事業者の ASN レンジ | データセンターのレンジ |
| 課金 | 通信量課金(通信量パッケージ) | IP ごと・期間ごと、通信量無制限 | IP ごと・期間ごと、通信量無制限 |
| IP の変更 | リクエストごと、スティッキー、または時間指定のローテーション | 契約期間中は固定。更新しても同じ IP を維持 | 契約期間中は固定。更新しても同じ IP を維持 |
| 専有 / 共有 | 共有 IP プール | 専有:各 IP は 1 つのアカウントにのみ割り当て | 専有:各 IP は 1 つのアカウントにのみ割り当て |
| アクセス方法 | VPS にゲートウェイをインストールし、ローカルの HTTP / SOCKS5 ポートを使用 | ユーザー名とパスワードによる SOCKS5。VoyraCloud の Linux サーバーにワンクリックでデプロイ可能 | ユーザー名とパスワードによる SOCKS5 |
| ターゲット指定 | 国、州 / 都道府県、都市 | 国、都市、通信事業者 | 国 |
| 主な用途 | ウェブスクレイピング、SERP クエリ、広告検証、地域別の価格テスト | 越境 EC ストア、SNS アカウント、長期的に固定のアイデンティティが必要な自動化 | ウェブスクレイピング、価格モニタリング、SEO、一括処理 |
価格は各製品ページと注文時に表示されます。
用途から選ぶ
- 関連のない大量のリクエストを多数の IP に分散させたい場合:ローテーションを「リクエストごと」に設定したローテーティング住宅プロキシを選びます。
- ログイン、カートへの追加、フォーム入力など、短時間は同じ IP が必要な複数ステップのフロー:スティッキーまたは時間指定のローテーションを使うローテーティング住宅を選びます。
- 長期的に固定の住宅 ISP の出口、または IP の許可リストが必要なアカウントやストア:固定 ISP プロキシを選びます。
- コストを重視し、ターゲットのサイトがデータセンターの IP をブロックしない作業:データセンタープロキシを選びます。
住宅IP サーバーのほうが適している場合
プロキシは、すでにお持ちのマシンに出口を追加するものです。サーバー自体のパブリック IP が住宅 IP であることが必要な場合(たとえば、マシン全体を 1 つの単位として扱うライブ配信や、複数ストア向けのリモートデスクトップなど)は、住宅IP サーバーのほうが直接的です。IP がサーバーに紐づいており、プロキシの設定は不要です。
すでに VoyraCloud の Linux サーバーをお持ちで、送信通信だけを通信事業者の IP にしたい場合は、固定 ISP プロキシを購入して、VPS にワンクリックでデプロイしてください。
接続情報
| 製品 | プロトコル | アドレス | 認証 |
|---|---|---|---|
| ローテーティング住宅 | HTTP | 127.0.0.1:18080 | なし。ゲートウェイをインストールした VPS 上でのみ利用可 |
| ローテーティング住宅 | SOCKS5 | 127.0.0.1:18081 | なし。ゲートウェイをインストールした VPS 上でのみ利用可 |
| 固定 ISP / データセンター | SOCKS5 | HOST:PORT | ユーザー名とパスワード |
固定 ISP プロキシとデータセンタープロキシの認証情報は、マイ固定 IPで確認またはエクスポートできます。エクスポート形式は socks5://USERNAME:PASSWORD@HOST:PORT です。ユーザー名やパスワードに特殊文字が含まれる場合は、URI に入れる前にパーセントエンコードしてください(エクスポートファイルはすでにエンコード済みです)。
ローテーティング住宅プロキシの場合は、まずゲートウェイをインストールします。出口の国とローテーションモードはコンソールで設定するため、プログラム側で必要なのはローカルポートだけです。
コード例
例にある USERNAME、PASSWORD、HOST、PORT は、コンソールに表示される接続情報に置き換えてください。
curl
ローテーティング住宅:
# HTTP
curl -x http://127.0.0.1:18080 https://ipinfo.io/json
# SOCKS5
curl --proxy socks5h://127.0.0.1:18081 https://ipinfo.io/json固定 ISP / データセンター:
curl --proxy socks5h://USERNAME:PASSWORD@HOST:PORT https://ipinfo.io/jsonsocks5h を使うと、ドメイン名の解決もプロキシ側で行われるため、名前解決がローカルの DNS を経由しません。
Python(requests)
SOCKS5 を使うには、SOCKS サポートのインストールが必要です。
pip install "requests[socks]"ローテーティング住宅:
import requests
# HTTP port
proxy = "http://127.0.0.1:18080"
# or the SOCKS5 port
# proxy = "socks5h://127.0.0.1:18081"
resp = requests.get(
"https://ipinfo.io/json",
proxies={"http": proxy, "https": proxy},
timeout=30,
)
print(resp.json())固定 ISP / データセンター:
import requests
proxy = "socks5h://USERNAME:PASSWORD@HOST:PORT"
resp = requests.get(
"https://ipinfo.io/json",
proxies={"http": proxy, "https": proxy},
timeout=30,
)
print(resp.json())Playwright(Python)
ローテーティング住宅(ローカルの HTTP ポートを使用):
from playwright.sync_api import sync_playwright
with sync_playwright() as p:
browser = p.chromium.launch(proxy={"server": "http://127.0.0.1:18080"})
page = browser.new_page()
page.goto("https://ipinfo.io/json")
print(page.text_content("body"))
browser.close()ログインやカートへの追加など複数ステップのフローでは、途中で IP が変わらないよう、コンソールでデバイスのローテーションモードをスティッキーまたは時間指定に設定してください。
固定 ISP / データセンター:Chromium は、ユーザー名とパスワード付きの SOCKS5 プロキシに対応していません。VoyraCloud の Linux サーバー上で実行する場合は、まず IP を VPS にワンクリックでデプロイして、送信通信をすべてプロキシ経由にし、Playwright では proxy を設定しないでください。
from playwright.sync_api import sync_playwright
with sync_playwright() as p:
browser = p.chromium.launch()
page = browser.new_page()
page.goto("https://ipinfo.io/json")
print(page.text_content("body"))
browser.close()アンチディテクトブラウザー
アンチディテクトブラウザーなど、プロキシに対応したソフトウェアでは、通常、次の項目の入力が求められます。製品ごとに入力してください。
| 項目 | ローテーティング住宅 | 固定 ISP / データセンター |
|---|---|---|
| プロキシの種類 | HTTP または SOCKS5 | SOCKS5 |
| ホスト | 127.0.0.1 | コンソールのアドレスのホスト部分 |
| ポート | 18080(HTTP)または 18081(SOCKS5) | コンソールのポート |
| ユーザー名 / パスワード | 空欄のまま | コンソールのユーザー名とパスワード |
socks5://USERNAME:PASSWORD@HOST:PORT の貼り付けに対応しているソフトウェアもあります。その場合は、エクスポートファイルの行をそのまま使用できます。
ローテーティング住宅のローカルポートは、ゲートウェイをインストールしたマシン上でのみ利用できます。そのため、アンチディテクトブラウザーも同じマシンで実行する必要があります。たとえば、Windows サーバーにゲートウェイとブラウザーの両方をインストールします。
適正利用
プロキシを、詐欺、クレデンシャルスタッフィング、攻撃、スキャン、現地の法律に違反する行為に使用してはならず、書面による同意なく認証情報を再販または共有してはなりません。詳しいルールはプロキシサービス契約をご覧ください。
